京都府のマンション大規模修繕おすすめ業者3選|よくあるトラブルも解説

2023年6月7日

観光名所として有名な京都府。築年数の多い建物もあり、マンションの価値を落とさないためにも、定期的な大規模修繕が必要です。

しかし、大規模修繕の手続きは煩雑な上に手順が多く、何から始めたらわからない方も多いと思います。

そこで、本記事では大規模修繕の基礎知識や京都で対応してくれる大規模修繕の業者を解説していきます。

京都府でおすすめのマンション大規模修繕業者3選

大規模修繕の業者選びはマンションの資産価値を左右する重要な要素ですから、慎重に選んでいきたいところです。ここでは、実績や知名度をもとに、京都府で代表的な業者を3社を解説します。

 

①株式会社装研

 

株式会社装研の基本情報
法人名 株式会社装研
設立 1996年
所在 京都府京都市右京区西院寿町1-1
対応可能エリア 京都・滋賀・大阪ほか
ホームページ https://www.soken-kyoto.co.jp/company.html

 

株式会社装研は年間300件以上の施工実績を持つ大規模修繕会社です。ユニセフや赤十字の事業にも支援・協力を行っており、積極的に社会貢献を行なっているようです。

株式会社装研は一括管理・一括施工で大規模修繕を行います。下請けに丸投げするようなことがないため、工事中は研装の監理のもと、安心・安全のサービスを受けることができるでしょう。

営業の質やアフターメンテナンスについても、お客様から多数の感謝の声が寄せられており誠意のこもった対応が高い評価を受けていることがわかります。

「一貫して安定感のある会社の工事を受けたい」

そんな方は株式会社装研に依頼してみましょう。

 

②株式会社三洋

 

株式会社三洋の基本情報
法人名 株式会社三洋
設立 1981年
所在 京都府宇治市木幡須留1-193
対応可能エリア 京都・大阪・滋賀ほか
ホームページ http://www.sanyosan.com/companyg.html

株式会社三洋は30年以上の工事実績をもつ大規模修繕の会社です。現場には有資格者の職人があたり、大手ゼネコンと同じ品質基準でサービスを提供できるよう施工基準を設けて施工を行なっています。

株式会社三洋では以下のようなきめ細やかな調査を行っているようです。

株式会社の調査内容

  • 一次診断…ヒアリング・目視・概要確認
  • 二次診断…サンプル採取・全面打診
  • 三次診断…足場を使った打診調査・コンクリートコア採取や分析

細やかな現状確認を行うことで、適正な施工を行えるだけでなく、次回以降の大規模修繕を見据えて計画を立てることができます。

「高い技術力と分析力のある会社にお願いしたい」

そんな方は株式会社三洋に相談してみましょう。

 

③株式会社白鳳

 

株式会社白鳳の基本情報
法人名 株式会社白鳳
設立 1969年
所在 大阪府大阪市住吉区殿辻2丁目2-21 ロマネ沢ノ町1階
対応可能エリア 京都・奈良・大阪府ほか
ホームページ https://www.hakuhoh.com

 

株式会社白鳳は関西近郊で1,000件以上の大規模修繕実績をもつ工事会社です。国際基準の品質管理SO9001を導入しており、一定して高品質のサービスを受けることができるでしょう。

全社員が職人からのスタートということもあり、詳しい工事内容を相談できるのも強みです。

調査ではドローンを活用するため、危険箇所や難所もしっかり調査可能。足場を組み立ててから「ここも工事が必要だった!!」といった言ったことが少なくなるので、安心・安全の施工を受けることができます。

「質の高い調査と工事を受けたい」

そんな方は株式会社白鳳に依頼してみましょう。

 

京都府の大規模修繕事情

京都府で行われるマンション大規模修繕は天候に左右されがちです。なぜなら、京都の気候は以下のような特徴があるからです。

 

  • 梅雨時期は雨が多い
  • 夏は暑く、冬は寒い
  • 大雪が降る

そのため、他地域と比べて大規模修繕がしづらい時期があったり、大雪で中断になったりする可能性があります。管理組合としては大規模修繕の時期と気候を入念にチェックし、無用な延期が生まれないよう配慮する必要があるでしょう。

工期が長引くと大きなクレームにもつながることなので、大規模修繕前には入念に打ち合わせを行う必要があります。

 

京都府の大規模修繕でよくあるトラブル

大規模修繕ではトラブルがつきもの。大なり小なり、何事もなく終わる方が少ないほどです。ここでは京都府でよくある大規模修繕のトラブルについて解説します。

修繕積立金が不足してしまった

業者から見積もりをもらってから、初めて修繕積立金の不足が発覚したケースです。定期的なメンテナンスを怠っていたため、いざ見積もりをもらってみると劣化が深刻になっていたようです。

この場合の対応方法は以下の3つです。

修繕積立金が不足した場合の対処法

  • 工事項目を削る
  • 総会で承認を得て借り入れる
  • 総会で承認を得て一時金を徴収する

十分に建物のメンテナンスができなかったり、居住者の不満が溜まったりと、どれもネガティブな対応になってしまいます。

日頃からのメンテナンスは定期的に行なっておきましょう。

 

空き巣に入られた

仮設中の足場から空き巣に入られたケースもあります。管理会社は施錠を喚起していたものの、居住者が網戸にしたまま外出したために起こったトラブルです。

この場合は開け放していた居住者に責任があります。が、以下のケースでは管理会社や管理組合に責任を追及される場合もあります。

管理会社や管理組合に責任が追及されるケース

  • カメラは設置されていたのか
  • 施錠の喚起は十分だったのか
  • 足場に侵入できない工夫はされていたのか

無用なトラブルを起こさないためにも、防犯対策をしっかり行なってくれる管理会社や施工業者に依頼するようにしましょう。

 

タイルが落下して車両を傷つけた

最後は削ったタイルが落下し、車両を傷つけるパターンです。足場はどうしても不安定な場所なので、慣れた職人でもタイルを落下させてしまうことがあります。その先に車があった場合、間違いなく傷がつきます。車が傷ついてしまう原因は

大規模修繕中に車が傷ついてしまう原因

  • 1人で作業を行っていた
  • 足場のメッシュシートがなかった
  • 車の移動を依頼していなかった

といったことが挙げられるでしょう。居住者の車を傷つけたことで、日常生活に支障をきたしたり、代車が必要になったりすると、保険の手続きなども発生してしまいます。

依頼した会社に丸投げせず、管理組合としても万一に備えて、つど依頼会社への確認を行っていくことが望ましいでしょう。

 

高層マンションの大規模修繕の流れは?

一般的には小規模なものと同じです。違うのは仮設工事と呼ばれる足場の設置方法です。足場の設置方法は以下の3つです。

 

方法 特徴
鋼製足場 小中規模にも使われる一般的な足場。
ゴンドラ 21階建以上に使われる足場。屋上のローブから吊り上げる。
移動昇降式足場 地上からレールを敷いて昇降する足場。免震機能のある場所は不可。

ある程度の規模になると、ゴンドラや移動昇降式の方が安全性も高く、コスパも良くなります。

ゴンドラなどを運用していない施工会社もありますので、事前に確認しておきましょう。

 

まとめ

この記事では、京都府でのマンション大規模修繕の事情について述べてきました。まとめると以下のようになります。

記事のまとめ

・国際基準を取り入れた業者が多数おり、高い品質のサービスを受けられる

・大規模修繕の計画は気候を視野に入れる必要がある

・防犯や安全管理は委託会社と綿密に行う

特に気候は大規模修繕の質を左右する重要な要素です。京都府の大規模修繕事情をよく知る業者に相談し、円滑な工事を行えるようサポートを依頼しましょう。