大仏で有名な奈良県は人口が多く、マンションも多く立ち並んでいます。マンションの資産価値を落とさないためにも、定期的な大規模修繕が必要です
しかし、大規模修繕の手続きは煩雑な上に手順が多く、何から始めたらわからない方も多いでしょう。
そこで、本記事では大規模修繕の基礎知識や奈良県で対応してくれる大規模修繕の業者を解説していきます。
目次
奈良県でおすすめのマンション大規模修繕業者3選
大規模修繕の仕上がりは業者選びで決まると言っても過言ではありません。やり直しがきかない工事なので、慎重に選んでいきたいところです。ここでは、実績や知名度をもとに、奈良県で代表的な業者を3社を解説します。
①株式会社ヨネヤ
株式会社ヨネヤの基本情報 | |
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法人名 | 株式会社ヨネヤ |
設立 | 2009年 |
所在 | 奈良県香芝市鎌田109-6 |
対応可能エリア | 奈良全域・近郊 |
ホームページ | https://yoneya-reform.com |
株式会社ヨネヤは2009年設立。奈良県密着型の塗装専門会社です。大規模修繕とは謳っていませんが、屋根の葺き替えや防水工事も行なっているようです。
株式会社ヨネヤの魅力は完全自社施工な点。下請けに丸投げすることがなく、中間マージンもかからないため、費用を抑えながら高品質の施工を受けることができるでしょう。
現場にあたるのは一級建築施工管理技士や一級塗装技能士の資格を持つ熟練工。
有資格の担当者が調査・見積〜工事完了までを一手に担うため、お客様と話が食いちがう、業務担当によって意見が違うなどがなく、安心感のあるサービスが期待できます。
「高品質なサービスを費用を抑えながら受けたい」
そんな方は株式会社ヨネヤに依頼してみましょう。
②モンジ株式会社
モンジ株式会社の基本情報 | |
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法人名 | モンジ株式会社 |
設立 | 2016年年より門司塗装より法人成り |
所在 | 大阪府摂津市鳥飼新町2-15-20 |
対応可能エリア | 奈良・兵庫・大阪ほか |
ホームページ | https://www.monji.online/ |
モンジ株式会社は塗装を専門とした大規模修繕会社です。
2023年には経済産業省より健康経営優良法人(社員の健康増進について取り組み、社会的な評価を受けた法人)に認定されており、社内の環境整備に力を入れ、社員を大事に経営を行っている企業です。
モンジ株式会社では担当者全員が職人の知識を持ち合わせ、知識と経験をもとに現場調査や施工を行ってくれます。
大手メーカーの塗料を多数取り扱っており、現場に合わせた最適な塗装プランを提案してくれるのも魅力です。
「塗装に重点をおいた大規模修繕を行いたい」
そんな方はモンジ株式会社に相談してみましょう。
③関西塗研工業株式会社
関西塗装工業株式会社の基本情報 | |
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法人名 | 関西塗研工業株式会社 |
設立 | 1988 年 |
所在 | 大阪府大阪市福島区海老江8丁目8番7号 |
対応可能エリア | 奈良・大阪府・兵庫ほか |
ホームページ | https://www.kansaitoken.co.jp/ |
関西塗装工業株式会社は豊富な実績とリピート率を誇る大規模修繕専門の会社です。一つのマンションに専属の営業兼アフターケアメンテナンスの担当者がつくため、非常に相談しやすい環境が整えられています。
工事はほぼ100%専属の職人が行なっており、安定して高い品質の施工を受けることができます。
リピート時も、1回目の職人が同じマンションの施工にあたる可能性が高いため、作業効率と作業品質が高まりやすいのも特徴です。
創業以来、無事故・無災害で工事を行なっていることから、安全管理に関しても非常に意識が高い会社といえるでしょう。
「長く付き合える会社を探したい」
そんな方は関西塗装工業株式会社に依頼してみましょう。
奈良県の大規模修繕事情
奈良県で行われるマンション大規模修繕は気候に気をつけて行う必要があります。奈良県の気候の特徴は以下の通りです。
- 夏は地域よっては雨量が多い
- 冬は雪が降り、積雪がある
高層マンションになると、大規模修繕は最低でも半年以上かかります。春先に外壁塗装を行い、悪天候時は内部の工事を行うなどの工夫が必要になるでしょう。
工期が長引くと大きなクレームにもつながることなので、大規模修繕前には入念に打ち合わせを行う必要があります。
奈良県の大規模修繕でよくあるトラブル
程度の差はあれ、大規模修繕が何事もなく終わるのは稀です。ここでは奈良県でよくある大規模修繕のトラブルについて解説します。
施工後にタイルの材料が違うことに気づいた
一つ目のトラブルは施工後に材料の選択ミスが発覚したケースです。
タイルは似た色のものが多いですが、光の当たり方によって全く違う色に見えます。
「多少の色違いなら大丈夫なのでは?」
と思う方もいるかもしれませんが、既存のタイルと色違いのタイルが並ぶと、不自然に浮くのでとても目立ちます。こういったトラブルが起きる理由は以下の通りです。
タイルの材料が違う原因
- 実物を使って色合わせをしなかった
- 発注ミス
- 業者任せにしている
タイル施工はやり直しが非常に難しい作業ですので、確実に色合わせをしてから行いましょう。
養生シートが剥がれて夜中に騒音になった
二つ目は塗装時のビニール製養生シートが剥がれ、風でなびいて騒音となったケースです。
塗装を行う際は、ペンキが飛ばないようにガムテープとビニールが一体になった「マスカー」と呼ばれるシートで養生を行います。
非常に強力なガムテープなのですが、やはり漆喰の壁やコンクリートにはしっかり張り付きません。養生が甘いと、マスカーが剥がれ、風でなびいてしまうのです。
養生する範囲もそれなりに広いので、剥がれたシートが風を受けると「バササッバササッ」と、かなり大きな騒音になります。
一度剥がれると復旧が難しいので、管理会社に施工管理を徹底してもらいましょう。
エアコンが使えず熱中症になった
最後は工事の過程でエアコンが使えず、熱中症になったケースです。
バルコニーの塗装や防水を行う際、どうしても室外機の撤去が必要になる場合もあります。居住者はエアコンを使えない上に、作業によっては網戸にもできません。ですので、夏場は十分な注意喚起が必要です。
どうしても室外機を撤去・移動させたい場合は、管理会社に以下の対策を取ってもらいましょう。
- エアコンが使えない期間を明記したポスティングを行ってもらう
- 猛暑日に作業が当たらないように工期をずらしてもらう
夏場の大規模修繕はご高齢者やお子様に特に配慮が必要です。必ず注意喚起をしてもらうようにしましょう。
まとめ
この記事では、奈良県でのマンション大規模修繕の事情について述べてきました。まとめると以下のようになります。
・奈良県に特化した地域密着型の大規模修繕業者もいる
・大規模修繕の計画時に気候について留意する必要がある
・施工前や施行中の確認を管理会社に徹底してもらう
奈良県の大規模修繕事情や気候に精通した、地域密着型の会社もあるようです。気になる方は修繕の相談をしてみましょう。