犬(ペット)のいるマンション大規模修繕は注意が必要|配慮するポイントを紹介

マンションで犬(ペット)を飼われている方は多いのではないでしょうか。大規模修繕中が始まると、犬(ペット)もストレスを感じて体調を崩しやすくなります。そうならないために、大規模修繕中の飼育で、気をつけるポイントと対策を解説していきます。

犬(ペット)を飼っている住民がいる大規模修繕において気をつけること

犬がいるマンションの大規模修繕は、普通よりも大変です。以下3点に気をつけてください。
・大規模修繕によって犬(ペット)は多くのストレスを感じる
・施工業者に配慮してもらえるように依頼する
・費用が高くなることも
それでは、順番に詳しく説明します。

大規模修繕によっては犬(ペット)は多くのストレスを感じる

大規模修繕は住民がストレスを感じるのと同様に、犬(ペット)もストレスを感じる要因があります

例えば、大規模修繕では塗料や糊など、においのする材料が多く使われます。これらは私たちでも不快に感じますので、人間の嗅覚の100万倍以上と言われている犬にとっては、かなりのストレスを感じる部分ではないでしょうか。

特に有機溶剤系の材料は、シンナー臭が発生しますので嫌なにおいです。

また、大規模修繕が始まると作業員がバルコニーの中に入ってきます。普段、バルコニーに人が入って来ることはありませんので、犬(ペット)にとっては大きなストレスです。

その他、作業騒音も大きなストレスの要因と言えます。日常生活では聞きなれない音が聞こえてくる理由が分からない犬(ペット)にとっては、住民以上にストレスを感じているかもしれません。

施工業者に配慮してもらえるよう依頼する

大規模修繕が始まる前に、犬(ペット)を飼っていることを、必ず施工業者に伝えておきましょう。施工業者は大規模修繕の中でも、犬(ペット)がストレスを感じやすい工事期間を教えてくれたり、対策を講じてくれます。その際に、犬(ペット)を飼っている住戸の情報を共有すると良いでしょう。

費用が高くなることも

大規模修繕中に、犬(ペット)のストレス緩和対策で費用が高くなることがあります。作業時間の制限が発生したり、匂いの少ない材料に変更するなど、通常とは異なる工事となるのです。犬(ペット)対策を施工業者に求めるときは、常識の範囲で依頼するようにしましょう。

【犬(ペット)のケア】大規模修繕中に行うべき対策

大規模修繕中に、居住者(飼い主)が出来る対策もあります。ここでは、3つの対策方法を紹介していきます。

対策1.バルコニーに近づけないようにする

大規模修繕中、犬(ペット)は音の発生源や人影が気になってバルコニーに近づいていきます。バルコニーに近づけないようゲージを設けておくことで、音や人影を気にすることを止めるでしょう。

対策2.散歩の回数を増やす

散歩の必要な犬(ペット)であれば、散歩の回数を増やすことでストレスを軽減できます。大規模修繕中は、窓を開けることのできない期間もありますので、新鮮な空気に触れられるように散歩の回数を増やすことはおすすめです。

対策3.ペットホテルに預ける

時期を絞ってペットホテルに預けるのは、良い対策です。ペットホテルに預けておけば、におい、騒音を気にすることなく生活できます。長い大規模修繕中に、全く窓を開けることのできない工事期間などにペットホテルに預けると良いでしょう。

対策4.業者に相談して工事の時間を限定してもらう

犬が明らかに普段と異なる行動をしたり、体調を崩してしまった場合は過度のストレスが考えられます。そういった場合は、業者に相談して工事の日時を限定してもらいましょう。ペットホテルに預ける費用負担が難しい場合、工事の日時を限定してもらい、その間だけ犬を別の場所に移しておけば良いのです。

ただし、すべての工事において日時を限定してもらうことは出来ません。

まとめ

大規模修繕が行われる期間は犬(ペット)にとって、ストレスがかかります。居住者(飼い主)として出来る限りの対策を行ってください。工事が始まるまでに業者に、犬(ペット)を飼っていることを伝えておくと気をつけるべきポイントを教えてくれます。

大規模修繕中に、犬が体調を崩してしまったら、すぐにかかりつけの病院に連れていきましょう

この記事が、大規模修繕をお考えの皆様のお役に立ったなら幸いです。